汚泥・汚水の排水処理方法を間違えると莫大なコストがかかることをご存じでしょうか?
環境問題にも配慮でき、コストの大幅な削減が望める汚泥・汚水の排水処理方法が水処理プラントです。水処理プラントは環境に配慮した、未来の日本を守る次世代の水処理システムといえるでしょう。
当サイトは、こうした汚泥・汚水の排水処理問題を考えると共に、水処理ソリューションを行う企業に注目し、紹介するメディアです。
水処理ソリューションを理解するためには、まず排水処理の方法について理解しておくことが大切です。
ここでは、下水道普及率が低かった時代から日本の排水問題を支えてきたバキュームカーと、水処理プラントの排水処理の違いについて解説します。
水処理プラントは水と固形物に分離して処理
水処理プラントは、汚泥や汚水を遠心分離機にかけて水と固形物に分離します。水は河川に戻し、残った泥などの固形物だけが産廃処理の対象となります。
水処理プラントは処理量が多ければ多くなるほど、コスト面・環境面においてメリットが大きくなります。
バキュームカーは汚水汚泥をそのまま運搬
一方で、バキュームカーは吸引機とタンクを装備した大型の特殊車両のことで、汚水や汚泥を吸引してそのまま処理施設へと運搬します。
水処理プラントは水と固形物に分離させ、固形物のみが産廃コストの対象となりますが、バキュームカーは1台いくらというコストが発生します。泥の含有率が高くバキュームカーで吸引できないときは、処理する汚泥や汚水を薄めることがあり、多くのバキュームカーが必要になることも。
こうした理由により、排水処理では比較的少量の処理に適しています。
「このくらいの処理量であればお得」といった明確な処理量の目安はありませんが、仮に100tの汚泥・汚水を処理すると考えたとき、10tのバキュームカーは10台必要となります。水処理プラントであれば、仮に泥の含有率が10%と仮定すると10tが処理の対象となります。まずは自社の排水処理量を把握し、水処理プラントでの見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
水処理プラントを提供している会社はたくさん存在しますが、レンタルでコスト削減ソリューションに期待ができる企業、設備全体のソリューションに期待ができる企業、環境問題ソリューションに期待ができる企業など、特徴はさまざま。下で詳しく紹介していきます。
数ある水処理ソリューションを展開する会社の中から、次世代の設備を導入するための安心材料として、当サイトでは公共施設・民間企業どちらにも実績がある企業として下記の3社をピックアップして紹介します。(2021年12月調査時点)
水処理プラントを
必要時のみレンタルで
コスト削減
特徴
設備管理一元化で
ICTの活用
特徴
脱・環境汚染による
企業イメージUP
特徴
必要時期のみレンタルでイニシャル、ランニング共にコストを削減
セイスイ工業の仮設水処理プラントは、時間1,000tを超える排水処理に対応しています。土木工事、港湾や溜池の浚渫、上下水道施設の改修など、大量の水を処理するところで、「一時的に使いたい」というニーズに対応します。排水処理のスピードも速く、レンタルなのでイニシャルコストがかからず、ランニングコストも削減できます。
既設の排水処理設備に合わせた設計が可能
セイスイ工業では、既設の排水処理設備に合わせた設計を得意としています。既設の排水処理設備の故障や定期メンテナンス、入れ替えが発生した場合、設備全体を止めるケースも少なくありません。この場合、設備を止めている間の排水処理の対応も必要となります。セイスイ工業はこうした状況でもレンタルという利点を活かし、排水処理機能を止めず、必要な設備のみを導入して調整することが可能です。
コスト削減実績多数!事例は必見
セイスイ工業の仮設水処理プラントは多くの導入実績があり、主にトンネルや地下鉄工事などの公共工事や、台風で被害を受けた水力発電ダム、し尿処理場などのインフラ復旧などで活躍しています。仮設水処理設備レンタルサービスは、24時間稼働できるのが強みで、排水処理のスピードも速く、人件費も削減できます。全国さまざまな施設の事例で、具体的なコスト削減の情報がまとめられているので、ぜひ参考にしてください。
セイスイ工業は仮設水処理設備のレンタルを通して、SDGsの「17の目標」に取り組んでいます。
セイスイ工業は水処理を通じて、きれいな水を自然に返すこと、また再利用することに積極的に取り組んでいます。2020年5月にはNETISに「土木泥水再利用システム」が登録(※)されており、経済性や環境保全の革新性などが認められています。
Youtubeの自社チャンネルでは、よりセイスイ工業の設備や技術を詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
※参照元:セイスイ工業公式HP https://seisui-kk.com/reason/netis/
廃棄物を約22.6t/h→約6.4t/hまで脱水減容化
現場内の限られたスペースに機材を設置し、土木泥水再生処理プラントを稼動させることにより、常時1時間当たり約20立方メートルの泥水を再生することができた例です。
泥水再生処理前の泥水と比較して約4分の1まで脱水減容化しています。従来の濁水処理設備による方法に比べ、沈殿待ち時間がありませんので施工ロスが改善できます。
周辺地域が被災している中、一番最初に復旧出来た水力発電ダム
台風で川が氾濫、10,000立方メートルという膨大な含油排水がどこにも流せずに困っているという事例です。
一次処理で含油排水に合った凝集剤を使い固形物を濃縮、二次処理の脱水機(遠心分離機)で効率よく水と固形物に分離。処理水の回収率は99%以上と非常に不純物の少ない水になっており河川放流を行いました。また、周辺地域が被災しているなかで一番最初に復旧出来たのはこちらの水力発電ダムでした。
老朽化した浄水場の更新工事中のピンチヒッターとして活躍
既設設備の更新工事期間中だけ、既設脱水機と同程度の処理が出来る方法で代替え処理をしてほしいとの依頼があり、工事期間中、仮設脱水プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行った例です。
汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を約1/12にまで減容化しています。
会社名 | セイスイ工業株式会社 |
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所在地 | 千葉県千葉市若葉区上泉町424-18 ちばリサーチパーク内 |
電話番号 | 043-312-0895 |
ICTを活用した下水・汚泥処理の設計が可能
メタウォーターではセラミックを用いた膜ろ過システムを取り入れており、高い濁水でも安定的にろ過できる技術を持っています。また、こうした技術をクラウド上で管理するためにICTプラットフォームを開発。
設備データをビッグデータ化し、ナレッジやノウハウを維持管理にだけでなく、将来予測精度の向上にも役立てています。
受変電設備、監視制御設備などの一元管理に対応
全国各地の上下水道設備に対し、先端技術の受変電設備や監視制御システムを提供している点もメタウォーターの特徴のひとつです。制御監視システム「SOARERA」では、施設の維持管理の安定化を実現。水処理を通じて、常に時代に合ったソリューションに目を向けています。
下水汚泥のガス化・燃料化システムのエネルギー化を実現
メタウォーターは自治体から委託を受けて、下水を水と汚泥に分離して水を浄化して河に放流したり再利用したりする「下水処理ソリューション」事業を行っています。水処理後の汚泥を焼却しその熱を利用して発電するバイナリー発電と、汚泥の焼却灰からリンを取り出し再資源化する「汚泥処理ソリューション」を提案しており、水処理だけじゃなく水処理の「その後」のエネルギー化に取り組んでいます。
メタウォーターが「SDGs重点分野」としているものは3つあります。
メタウォーターの「水をきれいにする技術」は、世界中の上下水道施設で生かされています。メタウォーターの社会的使命は「水の技術で人の命を守ること」です。
下記動画では、メタウォーターの会社紹介を通じて環境インフラについての取り組みを紹介しています。
宮城県女川町の水産関連施設の排水処理・料金徴収業務を一括委託
2015年から運転を開始している「フィッシャリーサポートおながわ」は、当社が代表企業を務めるSPC(特別目的会社)。宮城県女川町の水産加工団地の排水を一元的に処理・浄化する事業を行っています。
女川の良好な漁場を守り、水産加工施設の早期復旧を支援するために、メタウォーターと地元の企業が協力して「フィッシャリーサポートおながわ」の運営にあたっています。
横浜市川井浄水場の更新と維持管理を一括して代行 敷地面積半分で処理水1.6倍に!
2008年に受託し、2014年から稼働している川井浄水場「セラロッカ」。
メタウォーターがSPC「ウォーターネクスト横浜」の代表企業として、運営・管理を行っています。ICTの活用や自然の地形を利用した設計・建設、民間企業の運営ノウハウなどを最大限活用し、従来型浄水場と比較して、効率化、省コスト、環境負荷軽減を実現しています。
食品工場で排水のリサイクル
食品加工を行う工場から出る高濃度排水を、MBR(膜分離活性汚泥法)により工場内で浄化します。処理された再生水は再び工場内で冷却水や洗浄水に再利用され、用水の削減にも貢献しています。
会社名 | メタウォーター株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区神田須田町一丁目25番地 |
電話番号 | 03-6853-7300 |
さまざまな薬剤で濁水を中和
生活排水・産業排水には有害な重金属や有機物が含まれていて、そのまま河川に流すと、生態系に悪影響を与えます。生活排水や産業排水を中和し、河川の生き物にとって安全な水にした上で、河川に放流する必要があります。オルガノはそのための薬剤、過酸化水素分解剤や界面活性剤除去剤や、活性汚泥沈降促進剤などを製造販売しています。
精密機器の洗浄水として再利用できる純水装置を開発・製造
水の浄化に関する要素技術を組み合わせ、工業用水を限りなくH2Oに近づけた純水・超純水装置を開発するオルガノ。生まれ変わった純水は、半導体など精密機器の洗浄用水や化学製品製造用水として再利用されます。不純物がある状態で利用し続けると、ボイラーや加湿器の配管に付着し、機能が低下してしまうことがありますが、純水であれば各機器に影響することなく利用できる点もメリットのひとつ。オルガノではこれらの純水装置をシリーズ化して提供しています。
排水だけじゃなく有価物回収にも対応
生活排水や産業排水の中に混じる汚泥。重金属や有機物が含まれていますが、これらの有害物質はものづくりの過程で必要になる有用な成分です。オルガノでは、電子産業の工場から出る廃液の中から、フッ素やレアメタルなどの成分を取り出し、再生資源として活用できる装置を製造し、企業の環境問題に貢献しています。
オルガノが重視しているのは「製品の製造過程で地球環境に悪影響を与えないこと」。工場内での省資源・省エネルギー・リサイクル・廃棄物の削減に積極的に取り組んでいます。
詳しくは、下記の動画でも紹介しています。
下水処理場の繊維ろ過を受注
日本下水道事業団より平成23年5月に「堺市三宝下水処理場水処理工事その13」を受注しました。 本件はデザインビルド(DB)による発注で、下水二次処理水の高度処理(繊維ろ過)し、一部場内用水等に再利用する計画であり、オルガノのコンクリート製FIBAXを用いた提案が選ばれました。
急な増産にはレンタルを。フレキシブルな対応で解決
今期客先工場で急遽生産量がこれまでの倍に増えることとなり、設備強化が必要となりました。 生産設備は他工場から移設することとなった為、短期間で設備増強が完了しましたが、生産設備に使用するユーティリティー(純水)が不足。急遽純水装置納入が決まりましたが、純水装置納入までの期間(3ヶ月)、生産を開始するため、ピュアボックス(PUREBOX)のレンタルを活用しました。
大洪水で操業停止!タイの工場を救ったピュアボックス
2011年10月初めよりタイ中部を中心に洪水が発生した際に、客先工場がある工業団地も冠水し、工場が操業出来ない状態になりました。その後洪水は終息しましたが、工業団地の復旧の目処がたたなかったことから、当分の間協力会社の敷地内で操業することとなりました。そのため急遽純水の供給が必要となり、今回ピュアボックスのレンタルで対応となりました。
会社名 | オルガノ株式会社 |
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所在地 | 東京都江東区新砂1丁目2番8号 |
電話番号 | 03-5635-5100 |
企業にとっての危機管理・BCP
BCP(Business Continuity Plan)とは「事業継続計画」のこと。企業が地震・津波・大雨・大雪などの自然災害や、事故・停電・感染症などのリスクに見舞われた時に、「事業を存続するためのリスクマネジメント」として策定しておく必要があるものです。特に近年、毎年のように台風や豪雨に被害に遭う日本では、BCP、「企業が災害に遭った時に、いかに迅速に復旧対応できるか」は重要です。
台風や豪雨災害からの復旧に不可欠な排水処理
台風や豪雨で水没・浸水被害を受けた施設や設備の復旧には、「排水処理」がかかせません。そこで活躍するのがバキュームカーや水処理設備です。当サイトで紹介している通り、水処理設備は大量の排水を処理と、コスト削減もできるなど、さまざまなメリットがあります。
下の項では、エリア別に水処理ソリューションの実績がある企業をピックアップして紹介しています。BCP対策は、特に中小企業にとっては策定率が低く後回しになる傾向がありますが、排水処理に課題を感じた今こそ、BCP対策も含めた対応に取り掛かることが第一歩と言えるでしょう。
排水設備の導入やトイレ、下水管のつまりなどの処理を依頼するのは、チラシを入れている身近な水処理業者のようなイメージがありますが、営業エリアが全国規模の専門会社はたくさんあります。ここでは、水処理や汚泥処理の実績を重ねた会社の拠点と、各自治体の排水処理ルールの特徴を、エリア別にまとめました。
下水道の生活排水、製造プラントから排出される産業排水の処理は、今後、大きな問題になっていくでしょう。ここでは、水ソリューション産業が抱える排水処理問題と、対処法についてご紹介していきます。
水をその目的に合わせた水質にするための処理を水処理といいます。汚水の浄化などには専用の機械や設備が必要となる場合があり、水処理の工程で発生する産業廃棄物の処理についても、コスト問題がつきまといます。
汚泥吸引車は産業廃棄物の処理手段の一つです。汚水や泥水などを吸引・運搬する働きがあり、主にレンタルで利用されますが、その際に必要な免許やかかる費用、注意点などをご紹介します。
人が健康に生きていくために「水」は必要不可欠です。環境省は水質汚濁防止法に基づいて、排水に含まれる重金属や有機化合物などの有害物質の量を厳格に定め、全国で水質検査を行っています。
工場や事業所で排出される汚水を工場排水といい、その処理には様々な問題が伴います。歴史的に、工場排水によって公害被害や環境汚染が引き起こされたことも事実です。現代では法の整備により規制が強化され、排水処理問題は改善傾向にあります。しかし、産業の発展に伴い新たな課題も発生しています。
し渣(さ)とは、汚水処理の工程で混入するゴミのことです。主に髪の毛や繊維類、ビニール類、食料残渣などが挙げられます。
し渣が汚水に混入していると機械に絡んだり詰まったりするため、汚水処理機械の負担や故障、コストの増加につながります。専用の機械設備によってし渣を分解することで量を減らし、焼却処理における負担を減らす必要があります。
「曝気(ばっき)」とは空気にさらすこと。「曝気槽汚泥処理」は汚泥に空気を送り込んで、汚泥の中に住む好気性微生物を活性化させ、その力を利用して汚泥の分解を促進する処理方法です。
「浚渫(しゅんせつ)」は、港湾や運河などの底をさらう土木工事。この時に発生する土砂(汚泥)を産業廃棄物処理法の基準を満たしているかどうか検査し、基準を満たしている汚泥は埋め立て処分されます。
排水処理とSDGs
SDGsは「2030年までに達成すべき持続可能な世界を実現するための17の目標」を定めた国際的な取り決めです。家庭から出る生活排水や、製造工場から出る産業排水処理も、「持続可能な世界」を実現するために大切なことです。
国土交通省のSDGsに向けた取り組み
国土交通省はSDGs実現に向けて、下水道の排水処理の基準を厳格化しています。排水処理のプロセスで発生する「下水汚泥」を「重要な再生資源」と位置付けて、下水道管理者に対して、下水汚泥の燃料や肥料として、再生利用することを努力義務としています。そのため、水処理ソリューションを提供する企業は、高い排水処理技術を求められ、NETIS登録を行うなどをして技術開発を続けています。
下記では、SDGs実現に向けた水処理方法のひとつ、仮説(レンタル)水処理設備について詳しく紹介しています。
汚れた水を、さまざまな方法で、きれいな水に変える水処理技術・排水処理技術は、社会に欠かすことのないものです。ここでは水処理・排水処理ソリューションを提供しているメーカー20社についてまとめてみました。
セイスイ工業は工場排水処理・土木泥水処理・災害時排水処理など、さまざまなタイプの仮設水処理プラントをレンタルする事業を行っています。
2008年に水・環境分野の総合エンジニアリング企業として設立されたメタウォーター。上・下水道を中心に環境インフラ施設を扱うメーカーです。
オルガノの創業は1946年。半導体生産に必要な超純水の精製装置や排水を処理するプラントなど「水をきれいにする技術」では世界でもハイレベルのメーカーです。
クボタは「農業ソリューション」「水環境ソリューション」「環境ソリューション」の3分野の優れた技術で世界中の農業や水の供給を支えています。
日立造船の水処理プラントは「水をろ過する技術」が高く、上水道・下水道・産業排水処理・海水の淡水化など、安全な飲み水の供給を支えています。
1949年創立の栗田工業は、水処理薬品の製造販売、超純水供給や精密機器の洗浄・プラント設備の洗浄など、産業界を中心に水環境を守っている企業です。
神鋼環境ソリューションは上下水道設備の製造や、産業用排水処理設備から出た下水汚泥や廃棄物になった食品をリサイクル・バイオマスで再資源化する事業を行っています。
環境エンジニアリングを中心に、技術革新を続けるテクノ菱和。空調装置洗浄用に開発された「プラズマ除菌水」は手洗いや清掃にも使えます。
上下水道管や継ぎ手などを製造する前澤化成工業は、排水からCODや色を除去して、きれいな水にする再利用施設や、雨水利用施設などの水処理システムを作っています。
下水に含まれる汚泥処理の薬剤を開発する日鉄環境は、その技術力の高さで信頼が厚く、国や自治体の下水処理場や企業の排水処理施設の管理も行っています。
流機エンジニアリングは、産業向けの汚れた水のろ過、殺菌・脱臭・脱色。脱水した汚泥を乾燥させて、資源を取り出す装置を製造しています。
三進製作所は、水のろ過装置の製造を得意とするメーカー。水処理や産業排水処理用のろ過装置のラインアップが豊富です。
連続式濾過機(ダイナサンドフィルター)・生物処理装置(ダイナバイオフィルターなど)・膜処理装置(MSRシステム)など特殊な技術を持つメーカーです。
水処理システム株式会社は、半導体生産に必要な超純水製造設備や、飲料を製造するために使われるきれいな水を作る装置を開発・製造しています。
NECファシリティーズは、温泉などの鉱物を含む地下水を濾過して飲料水にしたり、産業排水から出る汚泥に含まれる重金属を取り出して再利用する技術を持っています。
「ふるさとの水を守る」を理念とする水ソリューション専門メーカー。生活排水から産業排水まで対応できる、さまざまな水処理設備を製造しています。
三菱ケミカルが開発した「中空糸膜製品 ステラポアー®」は、発電所のタービン復水ろ過装置や手術用無菌手洗い装置などで活躍しています。
鉄道・道路・上下水道・通信ネットワークなど、社会に不可欠なインフラを支えている企業で、有用微生物を活用した有機系排水処理システムを開発しています。
バイオの力を使って油を分解したり、汚泥の臭気を抑えたり。産業排水や生活排水を、きれいな水に戻す装置を開発している企業です。
ダイキアクシスは浄化槽の製造販売や排水処理設備の設計施工などを行う企業です。「水をきれいにする技術」を活用して飲料水やウォーターサーバーなども扱っています。
安全で美味しい水の提供ができるよう、さまざまな努力を重ねているトーケミ。生活用水や産業用水など、さまざまな水の浄化に取り組んでいます。
岐阜県に本社を構える「水都工業株式会社」は、用水や排水処理などの水処理に関する研究と開発を続けて30年以上になる企業です。品質管理の徹底と納期短縮に努めています。
丸島アクアシステムは、1928年創業の企業。お客様から信頼を得られるよう、誠実さをモットーに社会インフラ製品の提供を通じて社会に貢献し続けています。
日本技研は千葉県船橋市に本社を構える1985年設立の企業。独自開発の「IKロンメッシュ」という繊維を活かした製品を展開しており、水処理のろ過効率向上を実現しています。
大阪市で創業した昭和機械商事は、製鎖所として強力チェーンの開発に力を入れてきた企業です。1986年に油廃水処理装置を開発して以降、水処理機器や付帯設備の開発事業を展開しています。
水処理装置・プラントの設計や開発、製造、施工を行う水処理事業を専門に行う会社です。ろ過装置の改修工事や設備・機器の増強や更新にも対応しており、水処理に関する悩みを一手に任せることができます。
新しい排水処理システムや水処理装置の開発など、積極的に新技術開発に取り組むエス・エル。膜処理システムや凝集加圧浮上装置など、独自の水処理技術を多く有しています。
アクアスは、長年にわたり汚水に含まれるレジオネラ対策を研究してきた企業です。レジオネラ属菌検査において国際規格「ISO/IEC17025:2017」の認定を取得しています。
茨城県を中心に、関東や東北地方にも事業を展開している中山環境エンジ。水処理プラントの調査から設計、施工、維持管理までワンストップで対応してくれます。
創業から50年以上にわたって水処理事業に携わってきたエステム。クラウド型の監視・管理システムを導入しており、遠方の水処理施設も24時間365日体制で管理することができます。
製紙業を展開する、王子グループのエンジニアリング企業です。長年培ってきた製紙業のノウハウを活かした水処理ソリューションを提案しています。
ボイラー製造をはじめとする環境・エネルギー分野の事業を幅広く行っている会社です。プラント建設のほか、ICTを活用した遠隔監視・運営システムを提供しています。
Inter Aqua 2022「産業向け水処理ソリューション」
水の豊富な日本では水不足を感じることは少ないですが、水循環のシステム化は世界的に大きく注目されています。2022年の1月26日~28日まで東京ビッグサイトで、Inter Aqua 2022「産業向け水処理ソリューション」が開催されます。
多くの企業が最新の水処理システムについて展示し、未来の水処理ビジネスの方向が見えてきます。参加企業は、水処理機械装置・設備メーカー、水処理プラント・エンジニアリング、メンテナンス、水処理材・薬品メーカーなどです。企業の水処理問題に対する具体的なソリューションが分かってきます。
InterAqua 2022 第13回 開催規模
開催規模 | 35社・団体 |
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小間数 | 22小間 |
来場 参加者数 |
23,306名 (オンライン展のみ:12,699名) |
展示会場 | 東京ビッグサイト 東4, 5ホール オンライン |