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計測器とは

計測器の仕組み

排水処理で使用する計測器は測定したい内容によって数多くの機器が存在します。機器によって仕組みも大きく異なり、測定できるデータも変わってくるので注意が必要です。

たとえば汚泥濃度計は排水処理を行う上で必要不可欠な計測器です。活性汚泥法を使用した下水処理場において、連続かつ正確に汚泥濃度を監視できます。測定方法には近赤外交流発光による散乱光比較方式などが用いられています。

計測器の種類

計測器の種類をいくつか紹介しています。

これらの計測器をニーズに合わせて使い分けながら、水質をチェック。必要であれば24時間常に監視するケースもあります。また、排水には様々な成分が含まれているため、複数の計測器を使用するケースがほとんどです。安全な水質を維持するためにも計測器は非常に重要なアイテムと言えるでしょう。

導電率計測器の仕組みとは

計測器のひとつである導電率計測器は、液体中の導電率を調べるために使用されています。

液体の中の伝導率を測定する際、液体の純度をはじめ、液中の電解質の濃度の測定などに用いられています。一般的に導電率は液中にあるイオンに依存するとされているため、計測することでイオン濃度の測定にも役立ちます。

導電率計測器は電極法と電磁誘導法の2種類に分けることができます。電極法には2電極式と4電極式があり、4電極式であれば、電極表面に付着した汚れや分極の影響も受けにくいのがメリットです。一方、電磁誘導法は優れた耐食性のある測定方法として、高濃度の酸・アルカリの測定にも対応できるのが特徴です。

電極法

電極を測定液に浸し、溶液の抵抗を測定して導電率(電気伝導率)を求める測定方法です。「コールラウシュブリッジ方式」など、昔から活用されていた測定方法で、導電率と濃度の換算テーブルを内蔵させることによって、濃度信号を出力するための濃度計として用いられることもあります。

プロセス用・環境用として用いるためには長時間の連続測定ができなくてはいけません。そのため測定時は電極上の汚れや分極作用での誤差を起こさないように注意する必要があります。ただし4電極式を採用すれば、分極の影響をほとんど受けずに測定できるでしょう。そのため長時間の使用が求められる場合は、4電極式の方が適しています。

電磁誘導法

電磁誘導によって測定液に交流の電流を流し、その電流を電磁誘導で検出して溶液の導電率を求める方法です。この方法だと接液部分に電極のような金属部分がないため耐食性に優れるだけでなく、電極式で起こるような分極現象が起こらず、導電液の測定もできるでしょう。

そのため塩酸・水酸化ナトリウムなどの強酸・強アルカリ性などの成分測定に最適です。ただ低濃度の水溶液の測定は難しいというデメリットがあります。

さらに構造自体が単純なので、メンテナンスがしやすいといった特徴があります。

濃度の高い酸・アルカリの濃度測定にも用いられるため、温度に関して正確に測定できるように導電率と温度マトリックステーブルの両方を内蔵しているタイプもあります。濃度計として導電率・濃度の換算テーブルを内蔵し、濃度信号化する機能が備わっているタイプも存在します。

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