山口の水処理・汚泥処理業者

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これから排水処理や汚泥・汚水処理設備の導入を検討している方や、既存設備の改善を考えている方にとって、最も悩ましいのはどの業者に依頼すべきかという点ではないでしょうか。

そこでこのページでは、山口エリアで水処理設備の導入を行っている会社を紹介しています。また併せて、排水処理設備等の設置に関わる山口県の条例などもご紹介しますので、参考としてみてください。

排水処理・汚水、汚泥処理に関する山口の条例

山口県独自の厳しい
排水基準と環境規制

山口県では、環境保全のために「水質汚濁防止法」に基づき、排水や汚水の適正管理が必要です。この条例は、工場や事業場(特定事業場)に対し、次のようなルールを定めています。

  1. 排水基準の遵守 すべての特定事業場は、法律で決められた排水基準を守る必要があります。
    基準には、全国共通の「一律排水基準」と、山口県が独自に設定した、より厳しい「上乗せ排水基準」があります。
    「上乗せ排水基準」では化学的酸素要求量(COD)、窒素、リンなどの排出量が、国の基準よりも厳しく制限されています。
  2. 記録の保存 排水の汚染状態を測定し、そのデータを3年間保存することが義務付けられています。
  3. 厳格な規制地域 環境への影響を抑えるため、特に瀬戸内海沿岸地域では、より厳しい基準が適用されます。日平均排水量が50m³を超える場合、CODや窒素、リンの総量を規制する「総量規制基準」も遵守しなければなりません。

事業者はこれらの基準を遵守するため、排水処理設備を適切に管理し、環境への負荷を減らす努力が求められます。

山口での排水処理・汚泥処理業者の選び方

山口県で排水処理や汚泥処理業者を選ぶ際は、地域特性や産業背景を考慮することが大切です。広い県内では対応エリアと迅速な対応力を確認しましょう。特に、化学工業や石油化学産業が盛んな地域では、専門知識を持つ業者を選ぶことが重要です。公式HPに事例や実績のある企業を参考に自社にあった会社を選択しましょう。

また、瀬戸内海の水質保全など環境規制への対応力もポイントです。山口県独自の条例に精通している業者は、適切な処理を行う信頼性が高いでしょう。

山口で水処理ソリューションを
提供している企業一覧

公式HPにある事例・実績から、山口で水処理ソリューションを提供している旨を確認できた企業を一覧掲載しています(2025年1月時点/随時更新予定)。

安全で経済的な水利用を
実現するミズカラ

栽培漁業センターへの
海水除濁濾過処理装置導入事例

山口県の栽培漁業センターでは、種苗の生産や成魚の中間育成のため、海水中の不純物を除去する除濁濾過処理装置を導入しました。この装置では、耐久性に優れたFRP製の缶体と特殊な耐塩仕様の電動弁を使用し、海水特有の腐食リスクを軽減しています。

参照元:ミズカラ 公式(https://atss.co.jp/cases/023/)

自家水道システムで
経済的水利用を実現するミズカラ

ミズカラは、工業や医療、商業施設向けの自家水道システムを提供する企業です。地下水を高度ろ過処理することで、水道水よりも高品質な水を提供します。このシステムは、上水道の断水時にも第二水源として機能し、BCP対策としても有効です。

さらに、一般的なリース契約とは異なり、設備の導入費用がかからないオンサイト方式を採用。使用量に応じた従量課金制でコスト削減を実現しています。また、24時間遠隔監視システムを備え、トラブルの早期発見と迅速対応が可能です。

省エネで効率的な水処理を
支援する周南水処理

純水装置の改造で
ランニングコスト削減を実現した事例

周南水処理株式会社は、純水装置のメンテナンス負荷とランニングコスト削減を目的としたソリューションを提供しました。従来、RO膜の交換周期が半年ごとに必要だった装置に対し、膜の種類や構成を見直すことで、交換周期を2年に延長することに成功。

これにより、メンテナンスの手間と費用を大幅に削減しました。また、装置の保守メンテナンス契約を締結し、予算管理の安定化にも貢献しています。

高度な技術と省エネ診断で
課題解決をする周南水処理

周南水処理株式会社は、総合水処理メーカー栗田工業株式会社の山口県販売特約店として、水処理薬品・機器の販売、メンテナンスまで幅広いサービスを展開してきました。同社が取り扱う配管抵抗低減剤「LSP-01」は、水循環システムに添加することで水の流れをスムーズにし、循環ポンプの電力消費の削減が可能です。

また、省エネ診断プログラムを通じて工場や医療施設の水処理課題に対応し、環境負荷の軽減とコスト削減を両立する取り組みを行っています。

水処理・排水処理施設の設置が可能な
水処理企業はこちら

用途別
おすすめの水処理企業3選

業界ごとに異なる排水処理ニーズに対応するには、専門性の高い水処理技術をもつ企業の選定が鍵となります。
それぞれの業界特有の課題を解決した事例を持つパートナーと連携し、法規制の遵守や運用コストの最適化を目指しましょう。

人体に有害な物質を含む
工場や製造業
などの排水処理の事例を持つ
ドリコ
ドリコHP
引用元:ドリコHP
(https://www.drico.co.jp/)
おすすめな理由

水処理診断で必要な処理能力を調査。地質調査や薬剤処理を含め大量の高負荷排水でも要件を満たす設計を提案します。

導入実績

  • 食品製造工場
  • 電子部品工場
  • 化学工場

など

日常生活に不可欠な
公共上下水道
などの排水処理の事例を持つ
水ingエンジニアリング
水ingエンジニアリングHP
引用元:水ingエンジニアリングHP
(https://www.sec.swing-w.com/)
おすすめな理由

画像認識AIを用いて24時間365日現場設備の状態を監視し、異常をすぐに察知。年中安定した水処理をサポートします。

導入実績

  • 黒部市 下水道バイオマスエネルギー利活用施設
  • 神戸市東灘処理場

など

水の再利用も重視する
ホテルやモール
などの排水処理の事例を持つ
第一環境アクア
第一環境アクアHP
引用元:第一環境アクアHP
(http://www.daiichikankyo-aqua.com/)
おすすめな理由

建設や維持管理のコストを抑え、水槽容量サイズの小さいバイオ接触酸化法による排水・中水利用を提供します。

導入実績

  • ホテル
  • 百貨店
  • アウトレットモール

など