オルガノは産業に欠かせない「大量のきれいな水」を供給する技術の開発を続けている企業です。飲料物の原料や薬品の希釈に必要な「純水」、半導体生産や精密機械の洗浄に必要な「超純水」を精製する装置の製造技術を持ち合わせています。
また、水処理のために必要な機能材「イオン交換膜」の精製工場や、国や自治体などによって厳しい規制が設けられている産業排水の水質評価・分析機関などの運営も実施。「水をきれいにする」技術の総合エンジニアリングで日本の産業を支えています。
1946年の創業時に「無熱蒸溜水製造装置」を開発したオルガノ。社名の由来は、水をきれいにするために必須の基幹材「有機ゼオライト(オルガニックゼオライト・略称:オルガノライト)」です。
創業から75年以上にわたり、排水処理を中心とする上下水道インフラ設備や、産業用水の供給装置や産業排水の浄化装置などの分野にて、「きれいで安全性の高い水を大量に安定供給する技術」を追求し続けています。
「地球環境に配慮した持続可能な社会の実現」に向けて、排水から取り出した有機物や金属類の再利用技術も開発。「きれいな水」だけではなく、汚染された空気や土壌、廃棄物などを再生処理する技術ソリューションについても研究を進めています。
世界には、降水量が少なく「安全性の高い飲み水」が十分に供給されていない地域があります。
オルガノは、そんな課題を解決するため、世界各地に水処理ソリューションを提供。「人が問題なく飲める水を作る装置」「モノづくりに必要な純水を作る装置」「排水をきれいにして河川に戻す装置」を作り続けている企業なのです。
水中の不純物を効率的に取り除く技術は、中国・台湾・ベトナム・インドネシア・タイ・インドなど、安全性の高い水が不足している世界の地域に広がっています。
オルガノは、精密機械や半導体を洗浄するのに必要な「超純水」を生成できる装置を豊富にラインナップしているのが特徴です。純度の高い水を使用しつつ、水道代をできる限り削減したいと考えている精密機械工場や半導体工場に向いています。
このサイトでは、「工場や製造業」「公共上下水道」「ホテルやモール」それぞれの排水処理施設におすすめの水処理企業を紹介しています。特徴や事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
水処理設備・施設の設計・施工一式を対応しています。
例えば、半導体や精密機械の洗浄に使用した水を再利用する目的で「超純水装置」を提供したり、工場の排水を再利用できる設備を提供したり、火力発電所で海水を取り込んで淡水化し、蒸気を復水処理(水に戻すこと)したり。
上水道では活性炭やオゾン、紫外線による高度浄水処理技術を活用。下水道では、高度処理設備や縦軸機械曝気装置などを活用しています。安全性の高い水道水を作り、汚染された生活排水をきれいにして河川に戻す、インフラ設備を支える事業です。
納入した水処理設備に適した運用を実現するため、メンテナンスや運転管理、改造工事などのソリューションを提供しています。
さらに、IoT技術を活用した遠隔監視システムを導入すれば、設備の稼働状況をリアルタイムで把握できるように。トラブルの早期発見や迅速な対応を可能にしています。
一般的なニーズに合わせて標準化された製品群を豊富に取り揃えているため、幅広いニーズに短納期で対応できます。
例えば、超純水装置や純水装置、軟水装置やろ過装置、各種水処理薬品やフィルターなどをラインナップ。公式HPに掲載されている製品だけで240点以上ありました(2025年1月時点)。
老朽化した浄水設備の更新と水質向上を目的として、オルガノに設計・施工を一括発注した事例です。
このプロジェクトでは、1日あたり80,000立方メートルの浄水能力を誇る大規模な膜ろ過浄水場を構築。超微細な粒子や微生物を除去できるUF膜を使用して、全量ろ過方式(浄水場に入ってくる水をすべてろ過する方式)を導入しました。
これにより、高品質な水を安定的に供給する仕組みが実現しました。
生産量を従来の2倍に増やす計画が急遽持ち上がった電子部品製造工場の事例です。
短期間で設備を増強したものの、設備に使用する純水が足りないことが発覚。すぐに純水装置の導入を決めたものの、納品までに約3か月かかる課題がありました。
そこで、オルガノは移動式純水装置「ピュアボックス(PUREBOX)」のレンタルを提案。1時間あたり5立方メートルの純水を供給できる装置を2基提供したことで、純水装置納入までの期間(3ヶ月)を待たずに生産を開始できました。
2011年10月、タイ中部で大規模な洪水が発生し、ある工業団地内の電子部品製造工場も冠水の被害を受け、操業停止を余儀なくされました。
洪水終息後も工業団地の復旧の見通しが立たなかったため、工場は協力会社の敷地内で操業を再開することに。新たな操業場所は、純水の供給設備が整っていないのが課題でした。
オルガノは、臨時の純水供給体制を迅速に構築するため、レンタルできる移動式純水装置ピュアボックス(PUREBOX)を提案。導入により、1時間あたり20立方メートルの純水を供給することに成功しています。
水処理能力の向上や水の再利用を目指していた堺市三宝下水処理場(現:三宝水再生センター)の事例です。
2011年5月に「堺市三宝下水処理場水処理工事その13」プロジェクトとして、日本下水道事業団からオルガノへ設計・施工を一括発注しています。
コンクリート製FIBAX(長繊維型高速ろ過装置)を採用し、下水二次処理水を繊維ろ過して再利用する計画が立てられました。2013年3月に竣工し、1日あたり80,000立方メートルの処理能力を持つ下水処理場が完成しています。
会社名 | オルガノ株式会社 |
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所在地 | 東京都江東区新砂1-2-8 |
電話番号 | 03-5635-5100 |
URL | https://www.organo.co.jp/ |
業界ごとに異なる排水処理ニーズに対応するには、専門性の高い水処理技術をもつ企業の選定が鍵となります。
それぞれの業界特有の課題を解決した事例を持つパートナーと連携し、法規制の遵守や運用コストの最適化を目指しましょう。
導入実績
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