排水処理タンクとは

目次
全て表示

排水処理タンクについて、仕組みや種類、原理などを解説しています。排水処理タンクに関する疑問も、参考にしてみてください。

排水処理タンクとは

排水の汚れ取り除くための装置に、排水処理装置というものがあります。たとえば、工場で何らかの製品を作ったときに出る排水の中には、場合によっては有害な物質が混ざっていることもあります。食品加工の工場排水であれば、洗剤や油などが混入している可能性は十分にあります。

不純物が混ざった水をそのまま河川や下水に放流することはできないので、基本的に排水処理装置を利用します。その際、排水処理をするプロセスで必要となるのが排水処理タンクです。

排水処理タンクの仕組み

排水処理タンクには3つの方式があります。

加圧浮上方式

水に凝集剤を投入することで凝集処理をしたあと、圧力を含むエアーを水槽の下側から送り込んでいく仕組みになっています。エアーを送ることで、汚れ同士で構成される「フロック」に、泡も一緒にくっついてくるため、見かけ比重が軽くなっていくという理屈です。その結果、フロックが浮上してくるわけです。

凝集沈殿方式

金属加工などを行ったときに生じる研磨くずなどを処理するのに適しています。研磨くずのような物質は重さがあるため、たいていは水に沈みやすくなっているのです。このような性質をもつ汚れを凝集剤でフロック化し、水底に沈降させて、取り除いていきます。

生物処理方式

水中の微生物に、排水中の有機物を食べてもらう処理となっています。生物処理で使用する装置は、他のタイプの装置と組み合わせて使うケースがほとんどです。

生物処理装置で分解できるのは有機物のみです。そのため、水中の無機物はそのまま残ってしまい、環境汚染の原因に。それらを取り除くためには、ろ過や凝沈殿装置などが必要になります。

排水処理タンクの種類と原理

排水処理タンクの種類には、次のようなものがあります。

凝集反応槽

金属イオンを含む排水処理は排水のpHを調整して対象の金属イオンを水酸化物化し、それらを無機凝集剤などで凝集させます。

フッ素イオンを含む排水処理は、pH調整による水酸化物化が不可能です。そのため、フッ素イオンをカルシウムイオンと反応させ、フッ化カルシウムとして排水中に析出させる原理になっています。ちなみに、その後は、無機凝集剤などで水中のフロックを凝集させていくので、処理方法は金属イオンを含む排水の場合と同じです。

沈降槽(沈殿槽)

凝集処理によって粗大化したフロックが混入している排水は、沈殿槽でフロックを沈降させて分離するという原理が適用されます。分離された水は、ろ過などしたうえで、放流されたり再利用されたりします。

汚泥貯槽(貯留槽)

分離・沈降された汚濁物質であるフロックは、汚泥を貯めておくためのタンクである汚泥貯槽へと送られます。

排水処理タンクに関する疑問

Q.排水処理タンクのみレンタルできる?

1日から長期間にわたるレンタルに対応しているところもあります。また、短期間のみレンタルする場合には、排水処理タンクの運転員を派遣してくれるケースもあります。

Q.排水処理タンクの設置に必要なスペースは?

1時間あたりに処理したい量によって異なります。たとえば、1時間あたりの処理体積が10立米程度の場合なら、10m×10mのスペースがあればOKです。

水処理・排水処理施設の設置が可能な
水処理企業を見る

用途別
おすすめの水処理企業3選

業界ごとに異なる排水処理ニーズに対応するには、専門性の高い水処理技術をもつ企業の選定が鍵となります。
それぞれの業界特有の課題を解決した事例を持つパートナーと連携し、法規制の遵守や運用コストの最適化を目指しましょう。

人体に有害な物質を含む
工場や製造業
などの排水処理の事例を持つ
ドリコ
ドリコHP
引用元:ドリコHP
(https://www.drico.co.jp/)
おすすめな理由

水処理診断で必要な処理能力を調査。地質調査や薬剤処理を含め大量の高負荷排水でも要件を満たす設計を提案します。

導入実績

  • 食品製造工場
  • 電子部品工場
  • 化学工場

など

日常生活に不可欠な
公共上下水道
などの排水処理の事例を持つ
水ingエンジニアリング
水ingエンジニアリングHP
引用元:水ingエンジニアリングHP
(https://www.sec.swing-w.com/)
おすすめな理由

画像認識AIを用いて24時間365日現場設備の状態を監視し、異常をすぐに察知。年中安定した水処理をサポートします。

導入実績

  • 黒部市 下水道バイオマスエネルギー利活用施設
  • 神戸市東灘処理場

など

水の再利用も重視する
ホテルやモール
などの排水処理の事例を持つ
第一環境アクア
第一環境アクアHP
引用元:第一環境アクアHP
(http://www.daiichikankyo-aqua.com/)
おすすめな理由

建設や維持管理のコストを抑え、水槽容量サイズの小さいバイオ接触酸化法による排水・中水利用を提供します。

導入実績

  • ホテル
  • 百貨店
  • アウトレットモール

など