新規の設備設置や既存設備の改善・改修など、様々な排水処理や汚泥・汚水処理設備に関する依頼を考えている事業者の方にとって、特に重要となるのがどの水処理業者を選択するかということだと思います。
そこでこのページでは公式HPにある事例・実績から、埼玉県で水処理ソリューションを提供している旨を確認できた企業を一覧掲載しています(2021年12月時点/随時更新予定)。また併せて、排水処理設備等の設置に関わる埼玉県の条例などもご紹介しますので、参考にしてみてください。
埼玉県では、公共用水域における水質汚濁を防止するため、「水質汚濁防止法」及び「埼玉県生活環境保全条例」に基づき、工場・事業場からの排出水に対して「排水規制(濃度規制)」を行っています。一定の要件を満たす工場・事業場には、別途「総量規制」が適用されますので、注意してチェックしましょう。
また、さいたま市内の工場・事業場では、「埼玉県生活保全条例」ではなく「さいたま市生活環境の保全に関する条例」が適用されるため、その点も注意して所在地の自治体情報をチェックし、届け出などを行っていきましょう。
埼玉の都心部では限られたスペースで水処理対策をする必要があることが多いと考えられます。一方、郊外においては広いスペースを確保できることも多いため、大掛かりな設備を導入するケースも考えられます。設備を導入する際は、配送コストに加え、定期的なメンテナンス費や更新費なども考慮して検討することをおすすめします。
専門業者に問い合わせをする際には、設備が設置できそうなスペースについても相談するとよいでしょう。中にはコンパクトな水処理設備を提供する業者も多く存在します。バキュームカーでの汚泥処理を行っている場合も、まずは見積もりのご相談を。
秩父市のウイスキー蒸溜所に排水処理設備を導入した事例では、糖化・発酵・蒸溜工程で発生する高BOD排水を適切に処理し、厳格な排水基準をクリアすることで環境負荷の低減を実現しました。
生産量の増加に伴い、第一蒸溜所に加えて第二蒸溜所にも設備を導入。将来的な排水量の増加を見据えたシステム設計により、安定した生産環境を確保しました。排水を気にせず、ウイスキー造りに専念できる環境を整えています。
ドリコは1950年設立の、水を専門的に扱うメーカーです。水処理エンジニアリング事業部をはじめ、メンテナンス事業部、環境薬剤事業部など様々な事業部があり、水処理のトータルソリューションを提供できるのも同社の強み。
水処理設備の設計施工から維持管理、環境薬剤の提案まで、一貫してサポートしています。このほか、地下の水資源開発も手がけており、地質調査や地熱開発、温泉開発などの分野でも事業を展開。水に関連するビジネス範囲の広さも特徴となっています。
埼玉県のゴミ収集車洗浄排水を処理するため、前澤化成工業の水処理システムを新設することとなり、FRP製の「膜分離活性汚泥システム」が導入されました。その結果、1日に3㎥の規模の排水処理で、規制値を満たした良質な安定運転が可能になりました。
各家庭に水を運ぶ連結パイプ「水道用硬質塩化ビニル継手」を開発した前澤化成工業。上下水道に関連する製品を多数、世に送り出しています。
また、上下水道関連製品の製造を軸としてESG(環境・社会・ガバナンス)に応え、サステナビリティを推進。長い歴史で培った確かな技術力をもとに上下水道・環境機器の関連製品や水処理システム等の開発・製造・販売を手掛けている企業です。
埼玉県にある浄化センター設備内で、一時的に汚泥を貯留しなくてはならなくなったことから、中型角タンク8基を1週間の短期レンタルで提供しました。設置スペースが少なかったためタンクを2段にして設置し、汚泥引き抜きもセイスイ工業にて対応致しました。
公式サイトにたくさんの事例を掲載しているセイスイ工業。水処理設備のレンタルを通じて、多くの公共施設や民間施設の低コスト化を実現しています。2020年5月には経済性・効率性・環境保全の面での革新性が認められ、セイスイ工業が製造した「土木泥水再利用システム」がNETISデータベースに登録されています。
埼玉県にある生産工場の移転に伴い設備の見直しがされ、排水処理に液中膜を活用した膜分離活性汚泥法が採用されました。高濃度排水であるウエスクリーニング排水を適正に処理し、お客様の経営方針である資源のリユース、およびリサイクルに貢献しています。
クボタでの水処理の歴史は、水道用鉄管の製造から始まりました。鉄管、バルブ、ポンプ、水処理システム、浄化槽、ごみ焼却・溶融といった水処理の中でも水の循環に関する技術を追求、製品を開発し事業領域を拡大。日本の水インフラの維持に大きく貢献しています。
また、ICTやロボット技術を取り入れた将来の農業を見据えたソリューションを提供しており、水処理のスペシャリストとして日本だけでなく世界中に安全性の高い水を届けるため、水環境のさまざまな課題とニーズに応えている企業です。
業界ごとに異なる排水処理ニーズに対応するには、専門性の高い水処理技術をもつ企業の選定が鍵となります。
それぞれの業界特有の課題を解決した事例を持つパートナーと連携し、法規制の遵守や運用コストの最適化を目指しましょう。
導入実績
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